子連れキャンプを成功させるためには、子どもの特徴や特性をよく理解して持ち物の準備をすることが大切です。
便利で生活しやすい社会でも、子連れで遊びに行くのは様々なトラブルがつきものですよね。
大自然を相手にするキャンプとなれば、予想もしなかったことが次々と起こります。
まずは持ち物を入念に準備をすることが大切ですが、実はパパ・ママの心の準備も結構重要なんですよ。
この記事ではキャンプの失敗談から子どもの特性を解説し、子連れキャンプの必需品をお伝えします。
また、子連れキャンプを大成功に導くための便利な持ち物もご紹介しますので、最後まで読んでぜひお子さんと楽しい思い出を作ってくださいね。
キャンプの持ち物は子連れの場合、手厚く準備を!
キャンプは持ち物の準備が大変ですよね。
子連れの場合は、さらに持ち物が増えますが、必要かもしれないと全て持っていったら車に乗り切らなくなってしまいます。
子どもの特性を抑えて、必要なものを必要な分だけ持っていくのがベストです。
まずは、子連れキャンプの失敗談を見ていきましょう。
子連れキャンプの失敗談
インターネットで調べてみると、以下のような失敗談がありました。
山の天気は本当に変わりやすくて、バーベキュー中に雨が降ってきてしまったのよ。みんなびしょ濡れでブルブル震えちゃって。雨で靴も大変なことに。
真夏に行ったから、朝晩も涼しいくらいかなって思ったのよ。上着は持っていったけれど、足りなかったわ。子どもはその後風邪をひいてしまいました。
テントの中に一番明るいランタンをぶら下げたら、大量の虫が入ってきてしまったんだ。虫におびえて、もうキャンプは行かないって言われちゃった。
ぬかるんだ泥の中も平気で入っていくから「やめてー!」って言っちゃった。汚れを気にしないって言っても着替えが足りるか心配で落ち着かなかったな。
虫対策が足りなかったな。虫刺されの痛みからかずっと機嫌が悪くて、ママにずっとくっついてた。子どもも妻もあまり楽しめなかっただろうなと後悔しています。
ご飯を食べた後はテントでゲームをしていて…。ボール遊びに誘ったけれどすぐに飽きちゃったみたい。もっと外で体を動かして欲しかったんだよなあ。
失敗談から子どもの特徴や特性をまとめてみると以下のようになりました。
- 体温調節機能が未発達で、天気や気温の変化で体調を崩しやすい
- 土やドロで汚れることを気にしない
- 虫刺されが重症化しやすい
- 自然の中での遊び方に慣れていない
これらを補えるようにキャンプの準備をすると、子連れキャンプは大成功しますよ♪
次の項目で具体的な持ち物を見ていきましょう。
キャンプの持ち物リストで子連れの場合に追加するもの
ここでは、失敗談から見えてきた子どもの特性を踏まえて、子連れの場合に追加される持ち物をご紹介します♪
特性を頭に入れておけば、忘れ物がなくなりますよ!
ぜひ、準備をする際の参考にしてくださいね。
特性その①:体温調節機能が未発達で、天気や気温の変化で体調を崩しやすい
バーベキュー中に雨が降ってきて冷えた、予想以上に寒かったというエピソードがありましたね。
まず、山の天気は本当に変わりやすく、天気予報は全くあてになりません。
晴れの予報であったとしてもレインウェアを持っていきましょう。
また、子どもは体温調節機能が未発達であるため、外気温に影響を受けやすいです。
普段は、寒くなったり暑くなったりしたら屋内に入ればいいですが、キャンプ場ではそうはいきませんね。
テントはありますが、結局のところ布一枚なので、外とさほど温度は変わりません。
つまりキャンプでは、服装が体調管理の基本です。
「もっと暑くなる」「もっと寒くなる」ことを考えて、普段よりも一段階上の洋服を用意しましょう。夏でも薄手のダウンは必須です。
キャンプに着て行く洋服は、暑さにも寒さにも対応できるように重ね着スタイルがいいですよ!
レインウェア、普段より一段上の防寒対策
特性その②:土やドロで汚れることを気にしない
キャンプ場は水はけが悪く、雨がやんでもぬかるんでいるところが多いです。替えの靴を準備しておくと安心ですよ。
長靴を準備しておけば、ドロドロの土の中でも子どもたちをのびのびと遊ばせることができます。
また、子どもたちはテントの出入りも多いので、サンダルのような脱ぎ履きしやすい靴があると便利です。
きれいな靴を残しておいてほしいのに、その靴まで汚すのが子ども。
帰りに汚れた洋服やドロドロの靴で車に乗られるのは、親にとってストレスになりますよね。
そんなときにあると助かるのが、車用の防水シートや足元に置く洗えるトレーです。
こちらの商品は、軽量で簡単に装着できます。撥水加工がされているので、濡れや汚れから車を守ってくれますよ。
足元に置くトレーは100円ショップなどでも購入できますよ。
書類を入れるトレーなどを代用してもいいかもしれません♪ちょっとした準備が功を奏しますよ。
長靴、脱ぎ履きしやすいサンダル、車用の防水シート、足元に置くトレー
特性その③:虫刺されが重症化しやすい
ほとんどの方が蚊やアブ、ブヨなどへの対策で、虫除けスプレーや蚊取り線香を持っていくでしょう。
また、刺されたときの対処法として虫刺されの薬も持っていくことと思います。
しかし、忘れがちなのが夜に灯りへ寄ってくる虫への対策です。
テントの入り口に吊るすタイプの虫除けがあると、テント内への虫の侵入を防ぐことができますよ。
また、電撃殺虫機能がついたランタンをひとつ持っておくと安心ですね。
これは、虫が光に集まる習性を利用してランタンに虫をおびきよせ、高電圧で殺虫するものです。
かゆいや痛いなどの不快な症状は誰にとっても最大の敵ですが、子どもはそれにより長時間不機嫌になってしまうことも多いですよね。
十分に対策を取ることで、家族の時間を不快で台無しにせずに済みます。
寝るときには必ず長袖長ズボンを着用させるようにして、虫刺されを防ぎましょう。
吊るすタイプの虫除け、電撃殺虫機能がついたランタン、長袖長ズボン
特性その④:自然の中での遊び方に慣れていない
面白いコンテンツがあふれている時代に生きる子どもは、大自然の中で自らワクワクすることを見つけにいくという冒険心が減ってきているのかもしれません。
そんな子どもたちをキャンプに連れ出したのなら、自然の中でしかできない遊びをしてほしいですよね。
しかし、ただ「行ってこーい!」と言っても、子どもたちは戸惑ってしまいます。
虫取り網や虫かご、釣り道具を持っていくと子どもたちは夢中になって遊びますよ。
キャンプ場への確認は必須ですが、花火も盛り上がること間違いなしです!
虫取り網、虫かご、釣り道具、花火
子連れキャンプの持ち物の追加リストはこれ!
子連れの場合に追加される持ち物リストをまとめてみました♪
【体温調節のために】
- 防寒(レイヤードスタイル)
- 長袖長ズボン
- レインウェア
- 薄手のダウン
【汚れても気にならないように】
- 長靴
- 脱ぎはきしやすいサンダル
- 車用の防水シート
- 足元に置くトレー
【虫刺されの予防のために】
- 吊るすタイプの虫除け
- 電撃殺虫機能付きランタン
【虫刺されや軽いけがをしても対応ができるように】
- 救急セット
- 虫刺されの薬
- 母子手帳
- 保険証
- 常備薬
【自然の中で遊んでもらえるように】
- 虫取り網
- 虫かご
- 魚釣り道具
- 花火
ぜひこのリストを参考にして、準備を進めてくださいね。
キャンプの持ち物で便利なもの♪子ども大人も大満足!
ここまで、必要最低限の持ち物をリストにしてご紹介してきました。
この項目では、あったら便利なもの、あったらより子連れキャンプを楽しめるものをご紹介します♪
便利グッズを活用して、子どもも大人も思いっきり楽しめるといいですね。
プラスアルファであったら便利な持ち物をご紹介!
【ポップアップテント】
ポップアップテントとは、骨組みに当たるフレームと本体が一体構造になったテントのことです。
ワンタッチで設営できるため、到着したらすぐにテントを1つ作ることができますよ。
一時的な荷物置き場として使用した後は、子ども専用のテントにしてみてください。
秘密基地があることで、子どもたちは喜ぶこと間違いありません!
【アウトドアワゴン】
車からテントサイトまでの荷物を運ぶのに最適です。
何度も往復しなくてよくなるので、1つあるととても便利ですよ。
こちらの商品は耐荷重が100kgなので、子どもが乗っても大丈夫♪
子どもが歩きたくないとグズグズしたときも、これがあればラクラクですね。
【ウォータージャグ】
子どもは暑くても元気に走り回り、水分も多く欲します。
水分はたくさんとってほしいですが「ママ、お茶!」と言われてもすぐに手を離せないときもありますよね。
かといって、お茶は外に置いておけばぬるくなったり、傷んだりしてしまいます。
そんなときに役立つのがウォータージャグです。
簡単にお茶をくめるので、小さなお子さんでも飲みたいときにいつでも冷たいお茶を飲むことができますよ。
パパやママのストレス軽減にも役立ちます♪
【蛍光ブレスレット】
お祭りやライブなどでよく見かける蛍光ブレスレット。
子どもたちが喜ぶのはもちろん、暗闇で子どもがいる場所がわかりやすくなるメリットがあります。
ブレスレット以外にも、カチューシャタイプやイヤリングタイプなどいろいろな種類があります。
100円ショップで買えるので、内緒で仕込んでおいて、夜になったら子どもたちにサプライズしましょう!盛り上がること間違いなしですよ!
【焚き火で食べるおやつ(マシュマロ、キャラメルなど)】
バーベキューの後には、焚き火を楽しむことがキャンプの醍醐味のひとつですよね。
みんなで火の周りに集まって家族団らんの時間を過ごすことでしょう。
そんなときに焚き火を使っておいしいおやつが食べられたら、子どもはとても喜びますよ♪
マシュマロやキャラメルなら下準備も不要で、竹串に刺すだけです。
簡単に作れて、子どもも喜んでくれるなんてまさに一石二鳥ですよね!
子連れキャンプを楽しむには親の心の準備も大事!
便利グッズを使うと、子どもたちを楽しませつつ、パパとママのストレス軽減になるため、家族みんなが楽しむことができます。
しかし、大切なのは持ち物だけではないのです。パパとママの心の準備もかなり重要なんですよ。
以下の6点を頭の片隅に置いておいてくださいね♪
【予定通りにならないと思っておく】
近場のショッピングモールへのお出かけでも、子連れだと計画通りに行かないことが多いですよね。
キャンプでは、なおさら予定通りにはいきません。
完璧を求めず、イレギュラーに起こることを楽しむという心持ちを忘れないようにしましょう♪
【トラブルもポジティブに捉える】
子連れキャンプではどんなトラブルが起こるか予想がつきません。
キャンプ場に着いてみたら、予想以上にトイレが遠かったなんてこともあります。
もしかしたら、我慢できずに子どもがお漏らししてしまうこともあるかもしれません。
そういったことも想定しておいて、どんなことが起きても笑い飛ばせるといいですね♪
【汚れを気にしない】
自然の中で過ごすわけですから、汚れるのは当然です。
手が汚れたり、洋服が汚れたりすることを気にしていると自分が楽しめなくなってしまいます。
どうしても汚れが気になる方はサッとふけるウェットティッシュを持っておくと便利ですよ。
【子供と一緒に作業する】
テントの設営や火おこしには多少の危険が伴いますが、そういったことも子どもと一緒に行いましょう。
あなたが子どもだったときのことを思い出してみてください。
少し危険なことをするのってワクワクドキドキしましたよね?
キャンプで1番重要なのは、子どもたちと同じ目線に立つことなんです!
子どもの面倒を見なきゃ!と気負わず、一緒に無邪気に楽しんじゃいましょう♪
【デジタルデトックスを意識する】
キャンプ中はなるべくスマホに触らないようにしてみましょう。
わからないことが出てきたら、みんなで考えたり、知恵を出し合ったりすることがキャンプの醍醐味ですよ。
【プランBを用意しておく】
行き当たりばったりも悪くないですが、子連れの場合だとそれが逆にバタバタする原因になることもあります。
当日もし雨だったらどうするかを考えておくと、心に余裕が生まれますよ。
まとめ
- 子連れキャンプを成功させるためには、子どもの特性をよく理解して持ち物の準備を進めることが大切
- 子どもの特性には、体温調節機能が未発達であることや遊びに夢中になり汚れを気にしないことなどがある
- 便利グッズは子どもは楽しませ、親のストレスが軽減するので持ち物に追加するのがおすすめ
- 子どもと同じ目線に立ち、親が無邪気に楽しんでいる姿を見せることが子連れキャンプ大成功のコツである
子連れキャンプを成功させるための持ち物や心の準備の方法がわかりましたね。
子どもを楽しませるためには、まず親が思いっきり楽しむことが一番です。
ぜひこの記事を参考にしていただき、子連れキャンプで良い思い出を作ってくださいね!